Part2 暮らしにあわせた収納



子どもが小さかったころ、

片付けても、片付けても家がちっともきれいにならないのはなぜ?

と考えていました。

あまりに家が汚いと考えた私は、ある年の大そうじを業者さんにお願いしたのです。
当日は丸一日作業してくださる方と一緒に、部屋の片づけをしました。

朝9時からはじめて夕方4時。
見違えるほどにすっきりと片付いて、床も窓もぴかぴかになったわが家。

ああ、プロがおそうじするとこんなにきれいになるんだー!

胸をなでおろして、ほっと一息お茶を飲んでいた私が1時間後に見た風景、何だったと思います?

そうじの間、外に出かけていた夫と息子が戻ってきて、おやつを食べ始めた居間。脱いだトレーナーと靴下、コンビニのレジ袋に本屋の紙袋、広げた新聞と雑誌とミニカーのおもちゃが散乱している、いつもの居間の風景でした。

何なのよー、これ!?

結局ね、家族と暮らす家は、散らかるんです。
いくら私が一人で頑張ってもだめ。
そう思ったら、誰かが散らかして手のあとがあることが、家族で暮らす醍醐味なのかもしれないと思うようにもなりました。
誰もいない、散らからない家よりきっとしあわせだ、うん。

とはいえ、やっぱりおうちはすっきりしているほうが、いいにきまっています。
いろいろ考えて手をつけたのが、

「家族の動線を考えて、家の中の物がどう動いているかを把握する」

ということでした。
収納されるべき場所に戻る前にどこかに置き去りにされたり、停滞するから部屋が散らかるのです。

まず家の中から「つい持ち込まれて置き去りにされてしまう」場所は撤去しました。
わが家の場合は、ソファーの周辺が山積みスペースになりがちだったので、思い切ってソファーを撤去。

その上で、持ち込まれる手前の段階で収納できるように、場所と方法を工夫。
玄関脇の納戸を簡易クロゼットに。
ポストからピックアップしたDM類はすぐ仕分けして、玄関脇でごみ箱に。
居間の手前に置き場所を作って子どものかばんや荷物を置けるように。

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