ももせいづみさん 家事ラク インタビュー



これからの方向性について

―ここ数年でだいぶ変わりましたね。

すごく変わって
家事をするパパが増えている一方で、「女の人は家にいて欲しい」という保守層も増えているので、両極端に分かれきています。


家事に対する価値観も変わってきて、最近は家事にお金を掛ける人も増えました。
昔は節約や工夫をして、手間暇掛けるのが家事の美徳でしたが、今は食器洗い機に10万円払ってもOKとか、掃除機にすごく性能のいい物を買おうとか、設備投資をする人たちがいます。
一方で所得が低迷しているので、無駄を出さない知恵が求められている一方、エコの面から手間暇をかける贅沢も見直されていますね。


―この女性・家事を取り巻く環境の変化を「いい方向」と思われていますか?

女性が自由に外に働きに出られるようになったけど、給料が下がったり、解雇される率も増えたりして、いいことばかりではないのですが、ある種の多様性は認められつつあると思いますし、暮らしを楽しむ視点を持つとか、家族が住みやすい家を考える人が増えているので、私としてはいい方向であるとは思います。

ただ生活が多様化し楽しみ方が増えている一方、暮らしそのものに 対する興味関心が急速に薄らぎ、しかも格差が広がっている傾向も 見受けられます。
食事をつくる楽しみよりは、遊びに出ちゃって子どもにはインスタン トものばかりという、暮らしを放棄する層も出てきています。 なので、「関心を持って手間暇掛ける」ことの大切さは失わないよう にしなければ、と考えています。

―もっと「いい方向」に向かうために、どうしたらいいのでしょうか?

家事を始めとした色々なものから解放されることが大事な時代もあったんですよね。
でも今はものすごく自由になってきたのだから、解放された部分の中のいいものは手放さないで、楽しんで欲しいと思います。


手間を掛けず苦痛に思わず気軽に済ませるやり方で、暮らしや家事を楽しめることは沢山あるので。
「楽ママ講座」でも書きましたが、天気が良ければ窓際にテーブル を移動したっていい訳ですから(参考Part1 家の中の小さな旅)、 気持ちいいとか、美味しいとか、楽しいとかを暮らしに取り込む ちっちゃなことでも本当に幸せになれると思うので、ちっちゃな幸せ を見つける力が家の中でできればもっと楽しくなれるんじゃないかな と思います。
放棄するのではなく、半分の手間で同じ結果を得られて、それをやってみたら楽しかったっていうようなアイデアをいっぱい考えていけるようになると、もっといい方向に進んでいくと思いますよ。

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