今年11月をもって、アルネットホーム/大賀建設株式会社は創業45周年を迎えます。
45年間の歩みと今後の展望について、埼玉県生まれのタレント「細川 愛倫(ほそかわ あいりん)」さんが弊社代表取締役の須賀にインタビューいたしました。
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須賀 亮株式会社TAiGAホールディングス
代表取締役社長
兼 大賀建設株式会社
代表取締役社長 -
細川 愛倫さんモデル・女優として活躍中。
父は西武ライオンズなどで活躍した細川亨さん。2024年「アルネットホームスペシャルDAY」の始球式をつとめた。
過去
Past
- 1979年創業から
- 45年間の歩み
Past
- 須賀:
- 5月の西武ライオンズ戦のスポンサーマッチでは、始球式を務めていただき、ありがとうございました。
- 愛倫さん:
- こちらこそ、貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。
今日は、11月をもって創業45周年を迎えられるアルネットホームさんにお話を伺いたいと思っています。創業から45年間、様々な出来事があったと思います。まずこれまでの歩みを教えていただけますか。
- 須賀:
- 創業した1979年(昭和54年)は、高度成長期の真っただ中でした。当時の住宅業界は業績第一で、「家という箱」を建てては売るというのが当たり前でした。一方、しっかりとした品質の家を提供しないから、お客さまからのクレームも多く、「住宅産業はクレーム産業」とも言われていました。
- 愛倫さん:
- そういう時代もあったのですね。
- 須賀:
- 住宅業界にいた父(現会長)は、住む人のことを考えない家づくりに疑問を持ち、「高い技術、品質重視、心をこめたサービス」を根幹にアルネットホームをスタートしたのです。
アルネットホーム創業時から続くキーワードは「技術」「品質」「サービス」。
45年たった現在も、社員採用や社員教育の場で根幹となる考えとして受け継がれている。
- 愛倫さん:
- そうなのですね。45年の間には社会情勢も大きく変わってきていると思います。家づくりにも影響するのでしょうか。
- 須賀:
- 確かに変わりました。少子高齢化で新築の家の需要が減り、一方でリフォーム需要が増えるなど。この5年間でも、新型コロナウィルスの流行、国際紛争など経験したことのないことが起こっています。弊社は注文住宅事業を中心に、時代の変化に対応するために多角化も図っています。ただ、「すべては一人のお客さまのために」という家づくりの理念は変わりません。理想の家づくりのために、お客さまとしっかり対話することで、ブランドコンセプトでもある「プロが導く、たったひとつの住まい」を実現させることができるのです。お客さまの中には、すべての仕様が決まっていよいよ着工というとき、「打ち合わせの時間が終わってさみしくなってしまう」と言ってくださる方もいますよ。
- 愛倫さん:
- わあ! 信頼されてますね。
- 須賀:
- お客さまからは、「自分をしっかりと見てくれている」という安心感を求められていると思います。「クレーム産業」といわれる住宅業界を経験した父は、「お客さまに絶対に背を向けない」という信念のもと、実践してきました。こうしたDNAが脈々と受け継がれて、弊社のブランド力にもなっていると思います。これを強化するには部署の連携も必要です。
- 愛倫さん:
- 部署の連携ですか。
- 須賀:
- はい。家づくりには営業設計、インテリアコーディネーター、監督、アフターサービスなどの職種が携わります。それぞれの職種がプロとして仕事をしつつ連携がうまくいってこそ、家ができる。連携は、お客さまに安心いただくと同時に、家をつくる側にとっても必要不可欠なんです。
アルネットホームでは、営業、設計、インテリアコーディネーター、施工管理者、アフターサービス、各分野のプロフェッショナルがひとつのチームとして理想の注文住宅を実現する。ロゴは各プロフェッショナルたちが結束し理想をも超える家づくりをしたいという強い思いを表現したもの。
- 愛倫さん:
- 私も自分の家を持ちたいと思っていて、その時によく話を聞いてもらえると安心できますね。
現在
Now
- 安心安全の基礎になる
- 断熱性能・耐震性能を重視
Now
- 須賀:
- どんなお家が理想ですか?
- 愛倫さん:
- 暖かいお家がいいですね。最近は地震も心配なので、しっかりした家は必須条件です。木を使ったお家も素敵です。
- 須賀:
- まず暖かさでいうと、当社商品として「極暖の家」があります。これは、高気密・高断熱で、北海道基準を上回る断熱性能のある家です。弊社は北関東中心の地域密着企業なのですが、この地域は冬寒く夏暑いため、年間の気温差がとても大きいです。でもこの仕様なら冷暖房コストも月平均で半分以下に抑えられる。費用対効果と快適性の面でメリットが高い家です。
北海道基準の断熱性能「極暖の家」北海道基準の高気密・高断熱を備えた「夏涼しく、冬暖かい家」。冷房・暖房コストも抑えることができ、温室効果ガス排出の抑制にもつながる。
- 愛倫さん:
- 暖かいお家っていいですね。地震に対してはどうですか。
- 須賀:
- 地震に強い家も弊社の特徴です。耐震パネルなどの構造体で揺れに耐えるとともに、揺れを吸収する「制振ダンパー」という制振装置を使用しています。
- 愛倫さん:
- 地震っていつ起こるか、どんな強さなのか予測がつかないのでとても不安です。
- 須賀:
- そうなんです。だから、最高等級3の強さを基本にしています。断熱性、耐震性という、目に見ない部分だけど安心の基礎になる部分にこそ高性能にこだわっています。「木の家」については、無垢材を生かした家を提供しています。自然素材は肌にやさしく経年変化も楽しめますね。
未来
Future
- 脱炭素社会を目指して
- 環境負荷低減に取り組む
Future
- 愛倫さん:
- では、これから取り組んでいきたいこと、挑戦したいことはどんなことでしょうか。
- 須賀:
- 家をつくる側として意識しなければならないのはSDGsの目標にも関連する、脱炭素社会への取り組みです。住宅産業に携わる企業としては、地球環境改善への取り組みが急務です。
- 愛倫さん:
- 地球温暖化を防ぐためにも脱炭素社会への取り組みはとても重要なテーマですね、実際に取り組んでおられることは?
- 須賀:
- お客さまの安心・安全・快適性を追求した家が、ひいては地球環境改善にもメリットがあります。「極暖の家」は、少ないエネルギーで快適な生活ができるので、脱炭素化にもつながります。耐震性能が高いなど高寿命の家であれば、建て替えなどで出る廃棄が少なくなる。サスティナブルですよね。また、自然エネルギーを活用して快適な暮らしを実現する住宅を目指した取り組みも行っているんですよ。
- 愛倫さん:
- どんな家なのですか。
- 須賀:
- 「AL-Pass(アルパス)」というプロジェクトで、太陽光や熱、風を最大限利用したパッシブデザインの家づくりです。東京大学の准教授と研究室の学生、構造設計事務所、資材メーカーと産学連携で取り組んでいます。計測したデータをもとに、環境を考慮した家づくりに生かしていく予定です。
東大とSDGsの達成を目指す
AL-passプロジェクト自然エネルギーを活用することで快適な暮らしを実現するパッシブデザインの家。高気密・高断熱+太陽光をコントロールする設計で、快適さを追求した。
- 愛倫さん:
- さまざまなチャレンジをされているのですね。
- 須賀:
- 私たちだけでは知識に限界がありますが、他企業や学生さんたちの知見を合わせると、新しいアイデアが生まれることもあります。変化の激しい時代ですが、高い技術力をもって高品質の家を、心をこめたサービスで提供するという姿勢を守りつつ、挑戦したいですね。
- 愛倫さん:
- アルネットホームさんが今、家づくりで大事にされているのはどのようなことですか。
- 須賀:
- 酷暑、寒冬、日本の気候は年々寒暖差が激しくなってきています。また地震への備えも忘れてはなりません。寒暖差が激しくても外気に左右されない断熱性能、地震に強い耐震性能、そしてエネルギーの自給自足。これらを備えたお家がこれからの住宅のスタンダードになるかと思います。
ただし性能が高くなることで価格も上がり、手の届かない家となっては意味がありません。当社が開発した商品「極暖の家」は、当社の施工エリアである関東圏で十分な断熱性能を発揮し、地震に強い耐震性能も備えながら、月々5万円台の支払いから建てることも可能という手頃な価格を実現いたしました。性能と価格のバランスがとても良いとオーナー様からお声をいただいております。また45周年を記念いたしまして、「極暖の家」をご契約された方には「太陽光発電システム」をプレゼントし、エネルギーの自給自足も促しております。
高い断熱性能、地震に強い耐震性能、そしてエネルギーの自給自足。変わりゆく未来の変化も見据えて、これらの性能を備えた住宅を建てていくことで、ご家族にも社会にも優しい家づくりを担っていければと思っております。
- 愛倫さん:
- アルネットホームさんの家づくりへの熱い思いがよくわかりました。家づくりを通したSDG’sへの取り組みもとても勉強になり、お話しいただきありがとうございます。これからもさまざまな社会貢献活動に期待しています!
大宮アルディージャ戦でのプレゼンツマッチ。地域密着企業として地元と一緒に歩んでいきたいという思いからスポンサード活動を続ける
- 須賀:
- ありがとうございます。地域密着企業として一助ではありますが、これからも地元の応援活動とともに、住宅や住生活の面から社会や地域に貢献できることを取り組んでいきたいと思います。