茨城県つくば市の住宅情報－土地価格・地価など

国が集計・発表してる公示地価とは、実際の取引事例をもとに不動産鑑定士などが判断したものです。その公示地価のつくば市春日3丁目の価格は2020年で8.96万円/㎡となっています。バブル崩壊以降は下げ続けましたが、つくば市はTXの開通により2005年に反転上昇しています。

2008年にピークの9.05万円をつけた後はTX効果が薄れて、全国動向につられてやや下げました。 しかし2014年に再び反転上昇しています。東京の地価の異常上昇により、郊外に住宅を求める動きが起きているためです。土地の価格は人口流入により決まるので、つくば市の今後は新規人口流入が続く限り、土地の価格が下がる可能性は低いと思います。

TX沿線の駅徒歩15分以内は坪20万円が平均です。徒歩16分から30分以内では坪単価が17万円となりますが、15分以内とそう変わらない価格です。駅前近くはマンションなども多く、一般住宅向けの土地が少ないために、駅徒歩30分以内がつくば市での平均的な姿と言えます。それが駅徒歩30分を超えると坪単価は10万円と大きく下がります。スーパーや学校が遠くなり徒歩ではいけない立地となってしまうものが多いために、住宅地としては敬遠されるためです。
つまりつくば市での平均的な土地は
徒歩16～30分以内で、坪単価17万円×70坪=1,190万円ぐらいとなります。

注文住宅の住宅着工戸数は、2000年には732戸でしたが、少しづつ増えていき、TX開通の2005年に910戸となりました。その後は800戸台で推移し、2011年に1002戸と初の1,000戸を超え、2013年には1,226戸と最大の戸数となりました。東日本大震災による移住と、東京圏からの移住、消費増税駆け込みによる盛り上がりが原因かと推測します。
それが収束し、2015年度は889戸と2010年以前の市場に戻りましたが、2016年に1,128戸に伸び以降も1,000戸以上で推移しています。今後も東京圏からの流入が続く限り1,000戸台を維持するものと思えます。