暮らし方・ライフスタイルに合った家をデザインできる注文住宅は、年齢や家族構成の異なる2世帯住宅にも、うってつけの建築方法と言えるでしょう。
ただ、同じ家に暮らしているとはいっても、生活やプライバシーにきちんと区切りを付けることは大事です。
金銭的な住み分けもその一つで、公共料金の支払いを分けるという考え方もありますので、水道・ガス・電気等の料金やメーターについての情報を紹介いたします。
■水道のメーターや料金について
水道を使う為には、水道引き込み工事で道路から家まで水道管を引き込み、敷地内に量水器(メーターボックス)を設置する必要があります。
水道料金を2世帯分まとめて支払うのなら1世帯分の水道管を引き込めば良いですし、2世帯で分ける場合は、2世帯分の水道管を引き込んでメーターを別々にすれば、支払いも別にすることができます。
工事費用に関しては、引き込む長さや管の太さ(水圧に関係する)により異なりますが、引き込み1本あたりで数十万~100万円以上かかることもあります。
また2世帯分のメーターを設置すると初期費用が倍になるので、引き込みは1本だけにして、基本料金も1世帯分だけの計上にして、月額を分割したほうが良い場合もあります。
また、基本の引き込みは1本だけにして、子メーターを設置し使用量を数値化して、料金支払いの参考にすることもできます。
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■ガスのメーターや料金について
ガスについては、ガス管からガスが供給される都市ガスと、自宅に据え付けられるガスボンベから供給されるプロパンガスがありますが、ここでは都市ガスを例に見ていきましょう。
ガスの工事費用は、水道の工事費よりは安くなる傾向がありますが、やはり2世帯分の配管を引くとなると数十万円の出費となります。
そして2世帯分だとそれぞれに基本料金がかかってしまう点も水道と同様となります。
水道と同じくガスについても、子メーターを設置することができるので、きっちりと分けたい場合は、世帯ごとの使用量を計り、支払いの割合を決める目安にすると良いでしょう。
■電気のメーターや料金について
電気についても2世帯住宅でそれぞれのメーターを設置することができます。
工事は、水道やガスのように引き込み工事で地面を掘り返す必要はありませんが、分電盤が2世帯分必要になります。
また、メーターを取り付ける際に必要となる分電盤は約10万円が相場ですので、やはり工事費は多めにかかってしまい、基本料金も2世帯分支払う必要があります。
以上、水道・ガス・電気それぞれを2世帯で分けた場合のケースをご紹介いたしました。
共通しているのは、2世帯分のメーターを設置しようとすると、工事や設備でコストがかかり、基本料金も2世帯分必要になることです。
子メーターを設置してそれぞれの使用量を計測し、その割合に応じて家族内で料金を分担していけば、大きな初期コストもかからず運用できますので、どちらが自分達に合っているか相談してみてください。
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