注文住宅の玄関をいつもきれいにする収納の工夫

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注文住宅の玄関をいつもきれいにする収納の工夫

いつもきれいにしておきたいと思っているけれど、ついつい整理整頓も掃除も後回しになりがちな場所と言えば玄関。「玄関は家の顔」とも言うし、せめて回覧板や宅配便が来た時に恥ずかしくない程度にはキレイにしておきたいけれど、現実的には物で埋め尽くされているイメージしかできない。そんな心配をしつつ、いま注文住宅を検討している方に、「注文住宅の玄関をいつもきれいにキープする収納の工夫」を紹介いたします。

【「大容量のウォークインクローゼット」があれば収納問題は解決する？】

玄関に限らず、モノが多くなりがちで、これまでも整理整頓が苦手だった……という方が新築注文住宅の間取りについて要望を出されるときに多く挙げられるのが、大容量のウォークインクローゼットやウォークスルークローゼットです。

確かに大きく余裕のある収納スペースがあれば、リビングやキッチンなどから荷物を避難させる場所は確保できます。大きな空間なら、さまざまな工夫もできそうです。しかし、実際に収納スペースにはまだ余裕があるのに土間には何十足もの靴が出っぱなし、ランドセルは洗面所の入り口に転がっていて、コートはリビングのソファに積まれ、今日も玄関の鍵が見つからない……。そんな毎日を解消できるのは「どこでもいいから大きな収納スペースを確保する」ことではありません。

大切なことは、生活動線上に荷物の「定位置」を確保し、家族全員が自然と整理整頓できる工夫をはじめから用意することです。

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【玄関を「収納の定位置」にするべき工夫とは？】

「靴は玄関」に置くもので、「洋服」はクローゼットに置くもの……そんな固定観念はありませんか？まずは「便利さ」を優先して玄関に置きたいアイテムをピックアップしてみましょう。

コートや制服の上着、マフラーや手袋

固定観念として「クローゼットに収納すべきもの」というイメージが最も強いのが洋服類です。しかし、コートやマフラーと言った「防寒着」は基本的に玄関を出る直前に身に着けるもの。そして、帰宅時も真っ先に脱いでしまうものです。毎日の身支度に使うアイテムの多くは、玄関付近に置くのがいちばん便利。

また、例えばコートなどの防寒着は毎日クリーニングや洗濯をするアイテムではありません。雨に濡れていたり、埃で汚れていたりもします。また、花粉の時季はリビングや寝室に持ち込みたくないアイテムです。

毎日使う防寒着、玄関に入って靴を脱ぐ前に「さっと掛けられる」場所があれば、片付け下手なお子さんも定位置に戻しやすくなります。

学用品

お習字セットにお道具箱、おけいこにもっていくそろばんのセット。子育てをしているとかさばる道具類を多数管理しなくてはいけません。兄弟がいたらその数も増えてしまいます。子ども部屋に置いたのか、リビングに出しっぱなしなのか、廊下に転がっているのか……その都度探し回るのは大変です。また、子どもの学用品も汚れがち。帰宅後洗わなければならないアイテムもたくさんあります。玄関の近くなら、そんな学用品も気兼ねなくおいておけます。

ゴルフクラブやテニスラケットなどのスポーツ用品

「大型で、定期的に屋外で使用するアイテム」も玄関の方が便利です。「たまにしか使わないから」と出し入れしにくい天井裏収納に運び上げていると、思わぬ事故を引き起こしがちなゴルフバッグはその代表選手です。

玄関収納の工夫が詰まったエントランスサイドクローゼット

「玄関に置きたいアイテム」が決まったら、それをどのように収納するか。アルネットホームがオススメするエントランスサイドクローゼットなら、ご家族それぞれの「玄関に置きたいアイテム」のご要望をうまくヒアリングしつつ、最適な組み合わせをご提案できます。

エントランスサイドクローゼットと玄関ホールをさりげなく区切ることで、自然とお客様用の玄関は「スッキリきれい」をキープしやすくなります。「せっかく広い玄関ホールなのに、間に壁を建ててしまうの？」と思われるかもしれませんが、ある程度雑然となってもOK！という場所と、常にスッキリしたままの場所を分けることも簡単な工夫なのです。

大容量の収納空間を用意しつつ、普段は出入りしやすくて換気もしやすいように開放的に使いたいなら、玄関サイドの三和土（土間）スペースを延長し、ロールカーテンで区切れば「ウォークイン玄関クローゼット」が完成します。