土地探しから始める注文住宅

注文住宅を建てるための土地の「探し方」について、最低限知っておきたい基礎知識をチェックしてみませんか？自分たちのこだわりを反映した世界に一つだけの「注文住宅」を建てたいけれど、そもそも建てる土地探しからのスタート。「家」については具体的なイメージが沸くけれど、土地探しはどうやって進めればいいの……？こんな疑問や不安をお持ちの方にお届けします。

【注文住宅の土地探しで知っておきたい専門用語】

土地探しを始める前に、最低限知っておくべき「専門用語」をチェックしましょう。「そんな条件があるなんて知らなかった！このままでは思い通りの注文住宅が作れない！」ということもあり得る大切な専門用語です。

坪単価

注文住宅の土地探しやハウスメーカーを検討する際、非常によく使われる言葉です。坪単価（つぼたんか）は、土地や建物の価格を比較する際にわかりやすいように「1坪当たりの価格」を出したものです。

1坪＝3.30579㎡
いわゆる「6畳」が約3坪に相当する広さです。坪単価は物件の「相場観」を比較するのによく使われます。

注意が必要なのは「土地だけ」「土地と建物」「建物だけ」といったように坪単価の前提条件が時と場合によって異なることです。不動産会社に坪単価に関して問い合わせや要望を出す際は、この前提条件がお互い同じものかどうか、確認するように気を付けてください。

用途地域

駅前のにぎやかな通り沿い、幹線道路に面した土地、閑静な住宅街などエリアによって「建っている建物」に違いが見られますが、それはその場所ごとに定められた「用途地域」による区分けがあるからです。「自営業のオフィスも兼ねた5階建ての自宅兼事務所」として建てたいなら、それが許可される用途地域での土地を探さなければいけません。

建ぺい率と容積率

建ぺい率とは、敷地面積に対して、建物の面積が占める割合を言います。この場合の建物面積とは、いわゆる「1階部分」に相当する面積です。「20坪くらいの家が建てたいから、20坪の土地を買おう」では思い通りのお家を建てることはできません。この建ぺい率は、先ほどの用途地域によって30％～80％と定められています。容積率も同じように敷地面積に対する建物の面積の割合なのですが、容積率は「延べ床面積」で計算します。これにより「何階建てのお家が建てられるか」も決まってきます。

なお、建ぺい率や容積率は「高ければよい」というものではありません。例えば「周辺に高い建物が建つ可能性がなく、静かで住環境として安全・安心に過ごせる」場所なのは、建ぺい率と容積率が低く設定されているからです。

建築制限

用途地域と建ぺい率・容積率が分かると、どれくらいの土地にどんな建物が建てられるか大まかには分かりますが、地域ごとの都市計画に従った建築制限が設けられている場合があります。建ぺい率や容積率も建築制限の一種ですが、他にも斜線規制や接道義務、敷地面積の最低限度などさまざまな規制があります。

これらの情報を確認するには、各市区町村が用意する「都市計画」情報にある「用途地域検索機能」を使うか、ハウスメーカー・工務店に相談をしましょう。



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【土地探しの進め方】

「とりあえずインターネットで不動産売買の情報を検索しよう」と多くの方がインターネットを利用し情報収集を行っていますが、注文住宅のための土地探しをする場合、インターネットの情報収集だけでは理想の土地に巡り合うことは難しいかもしれません。

というのも「自分の欲しい土地」は「ほかの誰かも欲しい土地」であることが多く、「土地を手放したい人」がどのような形で手放すかわからないうえ、人気があったり坪単価でお得感があったりといった「好条件の土地」は、インターネット情報サイトにアップされる前に買い手が決まってしまうことが珍しくないからです。

そこで注文住宅の土地探しをするうえで、最低限準備しておきたいことをピックアップしました。

条件を整理する

「土地探しのことが、まだよくわからないから、いろいろ見て検討しよう……」車や時計を購入する場合なら王道の方法ですが、土地に関しては「いろいろ見る」前に条件を整理し、家族とすり合わせをしておくことをオススメします。特に予算は土地購入可否を判断する大きな要因です。

実際に街を歩いてみる

「通勤90分圏内で、買い物や通院に便利なところ」など、比較的広範囲に検討する場合、候補となる街のことはほとんど知らないというケースもあります。街の雰囲気をつかむのは土地探しの初期段階からすすめましょう。「土地面積と坪単価、駅からの距離は条件として申し分ないが、住環境としてイメージしていたものと全く違って決めきれない」という悩ましい状況を回避しやすくなります。遠方の場合、GoogleMapの写真を参考にするのもよいですね。

家づくりのパートナーに相談する

「土地は全く見つかっていないが、家づくりに関しては候補となるハウスメーカーや工務店がピックアップできている」というケースも実は珍しくありません。インテリア好きで長年情報収集されてこられたお客様はたくさんいらっしゃいます。しかし「建てる土地が決まっていないのにハウスメーカーや工務店に行っても仕方ない」と思われてか、土地探しが難航したまま何年も……という残念なお話もあります。実は多くのハウスメーカーや工務店では提携の不動産会社や自社で不動産情報の収集を行っています。

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関東エリアを中心に長年注文住宅づくりに取り組んできたアルネットホーム。家づくりの視点から、お客様のご要望にふさわしい土地かどうか、これまでの実績をもとにアドバイスいたします。また、多くの地元不動産会社とのネットワークで、希望のエリアの新着物件情報が出た際はスピーディーに情報をおつなぎしています。

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