せっかくの新築注文住宅だから、間取りやインテリアだけでなく、家の外観にもこだわりたい!そんな希望に大きく関わってくるのがいわゆる「外壁(がいへき)」です。家の外観イメージを大きく左右するのに、馴染みがない建材だからどうやって情報収集をしていけばいいのかわからない……という方のために、注文住宅の外壁材の種類と外壁選びのチェックポイントをわかりやすく紹介いたします!
注文住宅の外壁材の種類
新築注文住宅を検討するまで「外壁材」という言葉を意識したこともなかったし、家の外側が何でできているかなんて考えたことがなかった……という方がほとんどではないでしょうか。
見た目はタイルやレンガのような風合いの注文住宅、実はその外壁材は「本物のタイル」ではないかもしれません。まずは、日本国内の戸建て住宅でどんな外壁材が使われているのか、種類別のシェアを調査したデータを確認しましょう。
資料出所:日本窯業外装材協会「戸建住宅市場における外壁材素材別シェア」
なんと8割が「窯業系(ようぎょうけい)サイディング」で占められ、次いで多いのがアルミ・金属サイディングを併せての1割です。実は一般的によく見られる「タイル貼りのような外観」の外壁材のほとんどは実際のタイルを使用していません。
代表的な外壁材である
・サイディング(窯業系・金属/アルミ系)
・モルタル(塗り壁)
・タイルやレンガ
3種類それぞれの特徴についてわかりやすく紹介いたします。
安定した価格と工期短縮を実現「窯業系サイディング」
「サイディング」とは、工場で生産された板「サイディングボード」をくぎや金具を使って下地に固定するものです。原材料によって「窯業系」「金属・アルミ」と分かれます。サイディングボードはさまざまな色味や質感・模様を再現できます。そのため「第一印象はまるで本物のタイルのよう」な外壁を実現できるのです。
窯業系サイディングの主な素材はセメントと繊維質です。それを工場で成型し「窯」で硬化させてさまざまな色や形を作り出しています。金属サイディングの主な素材にはガルバリウム鋼鈑とアルミ断熱材があります。
一定の品質で大量生産できて材料費も安く、さらに出来上がった軽いパネルはタイルやレンガと異なり、持ち運びも簡単で施工に高い技術力を必要としません。そのため安定した価格で供給されること、工事価格が安価になるうえ工事の品質も保ちやすいのが大きなメリットです。戸建て住宅に限らず、店舗や低層・中層ビルの外壁にも使用されています。
こだわりの造形を実現できる塗り壁
サイディングが外壁の主流になる以前は、古い日本家屋は「塗り壁」が主でした。お城の真っ白な壁や土間などは今でも目にすることができます。素材はモルタルや漆喰となります。モルタルはコンクリートと砂、水を混ぜ合わせたもので、漆喰は消石灰と繊維が主な材料となります。重厚感があり造形の自由度が高いこと、素材が熱を持ちにくいため断熱性が高いこと、燃えにくく耐火性に優れているといったメリットがあります。
高級感と耐久性が抜群のタイルや石材
モルタルを塗り、その上にタイルや大理石などの石材を貼り付ける外壁は最もコストがかり、価格が高くなってしまう工法です。しかし「本物」の素材の高級感・重厚感は魅力的です。またサイディングや塗り壁と大きく異なるのはその耐久性です。石材やタイルは汚れや傷に強く、数十年といった単位での経年劣化が非常に少ないため、汚れを落とすといった簡易なメンテナンスで保つことができます。ただしタイルや石材の施工には職人の技術力と正しい施工が不可欠です。高い技術力を必要とする工事のため、最も施工費が高くなってしまいます。
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注文住宅の外壁材選びのポイントは?
家の外観はさまざまなのに、実はそのほとんどが「窯業系サイディング」で占められているということはつまり、窯業系サイディングのなかにもデザインや機能でさまざまな商品が開発されているということです。
外壁材を選ぶときにチェックしたいポイントは4つ。それぞれのポイントのバランスをとることが大切です。
外壁材の価格
外壁は面積が大きい分、部材の単価が総工費に大きく影響します。また工事期間とも関係します。部材の単価で比較するのではなく、トータルコストで比較しましょう。
外壁材のメンテナンス
外壁のメンテナンスは家を長持ちさせるために非常に重要なポイントです。サイディングによっては、数年単位の塗装を推奨するタイプもあります。メンテナンス1回の価格や頻度も確認しておきましょう。また中長期的なメンテナンスに対応するための貯金も忘れずに積み立てておきたいところです。
外壁材のデザイン
窯業系サイディングは、非常に豊富なデザインが用意されています。アルネットホームの展示場でも実物のサンプルを用意しておりますので、外壁デザインにこだわりたい方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
外壁材の機能性
耐久性・断熱性・耐火性など、外壁材に求める機能は意外とたくさんあります。特に、高気密・高断熱の家づくりを考えるなら、外壁材の性能は数値で確認し、比較検討しましょう。
ハウスメーカーの安心感と職人の自由度を両方叶えるアルネットホーム
日本国内の新築戸建ての8割で使用されているサイディング。逆に言えば、大手のハウスメーカーに限らず、プレハブメーカーでも工務店でも、はじめの選択肢として「外壁はサイディング」が候補に挙がることになります。
場合によっては「A社で注文住宅を建てる場合、外壁材はサイディング以外を選べない」ということも珍しいことではありません。
「外観こそ、特徴のあるものにこだわりたい」とお考えのお客様のために、アルネットホームでは高性能なサイディングのご提案はもちろん、素材にこだわった塗り壁も選択肢としてラインナップしております。
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